糸満晴明病院からのお知らせ

お酒を飲めばよく眠れる?

「なかなか眠れないから、酒を飲んで寝よう・・」「酔ったらそのまま眠れるから・・」。眠れない時にそう考えたことはありませんか?多くの人が経験していることですが、少量のアルコールは確かに寝つきを良くします。しかし、寝酒が習慣化してくると容易に耐性が生じてきて、かえって寝つきが悪くなってきます。なぜ、こうなるのでしょうか?

それはアルコールで得られる睡眠は、眠りの質が浅くなるからです。途中で目が覚めたり、早朝に目が覚めたりと、短時間の浅く質の悪い睡眠となっていきます。当然、心身に疲労が蓄積してきますから「もっとグッスリ眠りたい…」と考えて飲酒量を増やすと、耐性が形成されて不眠症が悪化していきます。そしてアルコール依存症になる危険性が高まります。

不眠症は不規則な生活習慣が大きな原因となっています。お酒に頼らなくても、まずは生活習慣を見直すだけで睡眠の質が改善される場合が少なくありません。

 

なかなか寝付けない方は、下記の生活習慣を実践してみるのはいかがでしょうか?

・寝酒をしない  ・日中、運動をする           ・毎朝、同じ時間に起きる  ・太陽の光を浴びる

・規則的な3度の食事をとる ・睡眠時間にこだわらない

・寝る前の刺激物を避ける(タバコ、コーヒー、スマホ等)

 

 

アルコール依存症治療についてはご紹介します。

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