沖縄の道路事情☆移住者が知りたい、暮らしのアクセス

沖縄の道路事情☆移住者が知りたい、暮らしのアクセス

沖縄は車社会だけに、道路事情に詳しくなることは、移住者にとって必須とも言えますよね。

沖縄本島は細長い島ですので、主要幹線を押さえるだけでも、ある程度は迷うことなく、目的のエリアまでたどり着きます。

ただ、例えば東京出身だったりすると、家族で移住した場合には10代の子ども達や、ペーパードライバーの奥様など…、車の運転が厳しい状況もあるかもしれません。

実はひと昔前と比べて車のない生活も、エリアによってはある程度可能です。

そこで今日は、移住したばかりでも戸惑うことのない、沖縄の基本的な道路事情・アクセス情報についてお伝えします。どうぞ、参考にしてください♪

 

沖縄の道路事情☆
移住者が知りたい、暮らしのアクセス

 

基本の6道で、北部~南部までたどり着ける!

58号線
海外の人々まで、旅行者がレンタカーを借りることが「必須」とも言われる沖縄では、基本的な道路事情もシンプルです。

細かな道まではそのエリアエリアで特徴もありますが、基本的な6幹線を覚えることで、ある程度のアクセスは可能です。

【 沖縄の道路事情①主要6幹線 】

① 国道58号線(沖縄では「ゴッパチ」)

… 言わずとしれた沖縄の名道!キーホルダーやTシャツなどのデザインにもなっています。

国道58号線は那覇市から始まり北部まで一直線!名護を通って最北端の岬として有名な辺戸岬(へどみさき)と…、さらに先まで西海岸線沿いに続く道です。

② 国道329号線(沖縄では「サンニーキュー」)

… 南部の人々は国道58号線の次に、多く利用する道ではないでしょうか。国道58号線が西海岸を通るのに対し、国道329号線は東海岸を北部名護市まで通ります。

③ 国道331号線

… 那覇市から北部ではなく、南部へ向かいたいのであれば、国道331号線が便利です。海岸線沿いに南部を回ります

④ 沖縄自動車道(那覇空港自動車道)

… 那覇空港に着いたらまずこの沖縄自動車道(那覇空港自動車道)に乗れば、北部は名護市まで一直線です。ただし、制限速度が定められている(80キロ)ので、注意をして走ってください。

⑤ 国道449号線・国道84号線

… 国道449・84号線は北部の幹線道路です。449号線は名護市を起点に海岸線を通り、84号線は山中を走ります。沖縄ではどちらも美ら海水族館へのアクセス道として有名です。

南部から那覇市エリアで暮らすのであれば、国道331号線を把握していれば、南部エリア外周を一周廻るので、ある程度まではたどり着きます。

 

さらにもう一本、「サンサンマル」

地図
前項でお伝えしたように、国道58号線は「ゴッパチ」、329号線は「サンニーキュー」の愛称がありますが、もうひとつ「サンサンマル」の愛称を持つ国道330号線も、沖縄の人々が頻繁に利用する道路です。

国道58号線(ゴッパチ)が西海岸線を、国道329号線(サンニーキュー)が東海岸線を通る主要幹線であるのに対し、国道330号線(サンサンマル)は、その中央を通ります。

得に地域名を指定せずに沖縄で「バイパス」と呼ばれる場合には、この国道330号線を指すケースが多いです。

【 沖縄の道路事情☆国道330号線(サンサンマル) 】

★ 那覇市古波蔵には国道330号線と国道329号線が交わる(別れる)「古波蔵交差点」があります。(協同病院の近くです。)ここが国道330号線の始まりです。(本来は終点)

→ ここから北へ向かい、ひめゆり通り(安里界隈…、与儀十字路から与儀小学校、那覇警察署などが並ぶ通りです。)を通ります。

→ ここから沖縄の人々が総称して「バイパス」と呼ぶ、安里バイパス→浦添バイパスです。モノレール沿いの道と言えば、分かりやすいでしょうか。

この国道330号線は終点(実際の起点)はコザ十字路で、ここからまた国道329号線に繋がり、北部まで行くと国道329号線から再び国道330号線へと繋がります。(北部の国道330号線は、通称「二見バイパス」です。

このように、この一本のバイパスと2つの幹線道路は、沖縄ではとても便利なのですが…、いくつか、沖縄ならではの注意事項があります。

 

沖縄移住者は心得たい、道路事情の基本!

沖縄の渋滞
…と言うのも、特に国道58号線と国道330号線の渋滞は、東京都の人々も驚くほど!通常40分で行ける道を、2時間~3時間掛けることも少なくはありません。

【 沖縄の道路事情☆交通渋滞に注意 】

★ 那覇エリアの国道58号線・国道330号線は、慢性的に渋滞があります。

→ 平日の朝と夕方、通勤・帰宅時間は要注意です。朝は7時~8時半がラッシュ時間で那覇市へ向かう道…、夕方は17時~19時に掛けて、那覇市から市街地へ向かう道が渋滞になります。

(しかも、朝はバス専用レーンにも注意をしなければなりません※)

★ 中部エリアでも宜野湾や浦添→那覇へと出勤する車のラッシュがあります。

…主な慢性的なラッシュ(渋滞)は以上ですが、上記に挙げたように、沖縄では①バスレーン規制と②中央線の移動の2点には、特に注意をしてください。

【 沖縄の道路事情☆バスレーンと中央線! 】

① バスレーン規制 … 主に那覇から浦添に掛かる国際通りと国道58号線では、朝夕のラッシュ時にバスレーン規制が設けられています。

→ バスレーンは一般車は侵入禁止!バス・タクシー・二輪車・指定車の4種類のみです。ひどい渋滞だとついつい車線変更をしたくなりますが、違反とみなされます。

② 中央線の移動に注意! … (特に有名な道路としては)那覇市の泊、国際通りと交わる崇元寺通りなどでは、何と中央線が移動します!

→ 渋滞緩和のひとつの策なのですが、知らないと大事故にもなり兼ねません。「今の時間帯は2車線か1車線か…」標識で確認をしてください。

…以上が得に沖縄ならではの、移住者が注意をしたい道路事情です。この他には土日であれば、国際通りは歩行者天国(トランジットモール)になりますので、一般車両は乗り入れができません

また、移住者の人々には「沖縄の道路は滑りやすい!」との声も多くありますので、慣れるまでは注意をして走ってください。

【 沖縄の道路事情☆慢性的な渋滞を避けるには? 】

★ 渋滞ストレスを避けるために、多くの沖縄の人々が「一本裏道」を通ったりしますが、ここも混んでいることが多く、移住したばかりでは、迷いかねない複雑な道も多いです。

→ やはり、時間に余裕を持って移動する…、可能であればモノレールやバスを利用する…、と言うのも、ひとつの方法かもしれません。

 

南部糸満に住むなら…、「糸満バイパス」

糸満バイパス

以上は沖縄の道路事情でも、特に那覇市や浦添市辺りの人々に関わる事柄なのですが…、実は糸満に住んでいると、あまり以上のような渋滞にははまることはありません。

【 沖縄の道路事情☆南部の糸満バイパス 】

★ 南部ではやはり主要幹線の国道331号線はしばしば(那覇市よりもずっと規模の小さい)渋滞は見受けられます。

→ この時にも「一本裏」を通る方法がありますが、最近では海岸線沿いに橋が渡った「糸満バイパス」が誕生し、那覇市までのアクセスが、より楽になりました。

国道331号線は中を走るのですが、糸満バイパスは警察署や糸満スポーツビレッジ、ニトリなど(豊見城)から瀬長→那覇市赤嶺方面へと繋がります。

 

車がなくても、沖縄のバス&ゆいレール

ゆいレール

那覇市~浦添市周辺では、ゆいレールを利用する人々も増えました。そして沖縄には多数のバスが通っています。

糸満市で言えば、糸満から那覇へ続く「89番」が基本で、糸満の市街地西崎から那覇市赤嶺→那覇ジャスコまで、30分ほどで一本です。赤嶺まで付けば、ゆいレールへ乗り換えることができます。

那覇市旭橋の「那覇バスターミナル」を起点に、南部から北部まであらゆる路線にアクセスできるので、まず那覇バスターミナルを目指す人も多いです。

モノレールは那覇国際空港から首里まであったモノレールが、さらに浦添方面まで伸びました

【 沖縄の道路事情☆バスを乗りこなす「アプリ」 】

★ ただ、「沖縄のバスやモノレールはややこしい!」と言う声も多いですよね。スマホの時代、実は沖縄のバスやゆいレールを乗りこなす人々に便利な「アプリ」があります。

→ それが「バスなび沖縄」です♪出発地→到着地と出発時間を登録すると、次のバスや乗換案内などが出てきます。

https://www.busnavi-okinawa.com/top

さらにバスのGPSから、次のバスが今何駅前にいるか…、何分後に何番のバスが来るか…なども教えてくれるのも、不安にならずに便利です。

 

いかがでしたでしょうか、今日は移住する時に最初に知っておきたい、沖縄の道路事情についてお伝えしました。

特に那覇市近郊の慢性的な渋滞は、一度ハマったらなかなか大変です。最初から理解しておけば、何かと策は取ることができますよね。

また沖縄でも地方へ行くと、高齢者が多いためか車の速度が遅いことに驚く人も少なくありません。また、那覇市や都市部ではすっかり少なくなりましたが、「ウインカーを出さない」なども言われます。

地方では戦前の車にまだ乗らず、自転車などで過ごしていた頃に作られた、細い道が数多くあり、「混んでいるから一本裏道を…」なんて思って入ったら、「細くて複雑で冷や汗が出た!」などの体験談もありました。

最初は多少渋滞の心配はあっても、大きな道路やバイパスを通り、慣れてから挑戦した方が安心かもしれません。

まとめ

沖縄の道路・アクセス事情とは

・沖縄の主要6幹線を抑える
・国道58・329・330号線で自由自在!
・国道58・330号線は渋滞に注意する
・バスレーン規制と中央線移動に注意する
・南部は国道331号線と糸満バイパス
・歩きはバスとモノレール
・複雑なバスは「バスなび」沖縄で乗りこなす

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