糸満晴明病院からのお知らせ

沖縄県の肝疾患の現状

肝臓疾患の死亡率ワースト1位

厚生労働省の調査(2015年)によると沖縄県は肝臓疾患の死亡率は男女ともに全国ワースト1となっています。人口10万人当りの死亡数は男性18.7人(全国9.8人)女性6.0人(全国3.5人)であり、2010年の前回調査より数値が悪化しています。

肝硬変の要因の7割以上がC型肝炎やB型肝炎である全国に対し、沖縄県ではアルコールが原因の肝硬変が6割を占めています。つまり、飲酒習慣が沖縄県の肝疾患死亡率を大きく上げているのです。

また、飲酒は肝臓だけでなく膵臓にも影響を及ぼします。沖縄県の糖尿病死亡率は女性が全国ワースト1で、人口10万人当りの死亡数は3.9人(全国2.5人)。男性は6.7人(全国5.5人)で6位となっています。

守ろう!適正飲酒

飲酒習慣が沖縄県民の健康を害しているのは明らかです。適正飲酒を心がけましょう。

また、大人への助言だけでなく、子供への飲酒教育も今後重要になってくるのではないでしょうか。

 

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